
地合いは一瞬
釣りという行為は、想像以上に過酷な挑戦の連続です。
とくに青物の釣りでは、朝早く起き、長距離を車で移動し、重い装備を抱えて磯を歩く、乗合船では、船上は人口過多で、周囲の釣り人と獲物を奪い合わなければならず、さらに高額な乗船費用もかかる。
それでもなお、釣れないことが珍しくない。
「地合いは一瞬」その一投に自信を持って投げられるルアーはありますか?
「ただ有名だから」で選んでないか?
釣具店に並ぶ数多のルアー。
その中で、あなたはなぜそのルアーを手に取りましたか?
有名だから? 釣れそうだから? みんなが使っているから?
でも、そのルアーの性能を物理的に理解し、説明ができますか?
「そのルアーは他のルアーと比較して、何が優れていて、何が劣っているのか」
あなたはその違いを物理の理論で説明できますか?
釣りプロが動画で「このルアーはよく飛んで、アピール力が高く、見切られにくい」口ではなんとでも都合よく言うことができますが、そうとは限りません。メーカーから言われた通りに喋るだけでルアー設計の物理を理解していない釣りプロは沢山います。
私たちは元々、ルアー開発の仕事をしていました
世界中のルアーメーカーから依頼を受け、企画・設計から数万個単位の量産までを担当。
リップ角度や内部ウェイトを0.5mm単位で調整し、試作・検証・修正を繰り返します。
名作ルアーを分解・計測して、動きや素材、比重、形状、バランスなどを細かく分析し、さらなる改良へとつなげてきました。
ときには「メタルジグ並みに飛んで、バルサミノーのように軽快に動くミノーを作ってほしい」といった、物理的に矛盾したリクエストも多くありました。
究極のルアーを作りたい
ストライクルアーは私たちが長年、様々なルアーを作ってきて得た、設計ノウハウや、「名作ルアーを研究して分かった釣れるルアーの共通点」などを盛り込んだ「究極のルアー」を作ることを目標にスタートしたルアーブランドです。まず、私達がルアーにおいて最も大切だと思う性能は以下の2点です。
1. アピール力(魚に気づかせる力)= 動きの大きさ、光の反射、泡
2. 見切られにくさ(違和感を与えず口を使わせる力)= ハイピッチ、水馴染みのよさ
片方だけが優れていても、もう片方が足りないと魚は釣れません。
両方を同時に高い水準で合わせ持つルアーこそが「釣れるルアー」だと私は思います。
ハイピッチ
まず、「ピッチ」とはルアーがパタパ タと横に倒れては起き上がる速さです。
ピッチが早ければ早いほど影分身のように物体をくっきり認識しにくくなり、捕食者がルアーに近づいても偽物と認識できず、見切られずにバイトさせることができます。逆にピッチが遅ければ物体を認識し易くなり、偽物だとバレやすくなります。

倒れても起き上がる人形は、上が軽く、下が重くなっています。
ルアーに置き換えると「上部に空気を確保し、なるべく下部に重いウェイトを配置する」ことで、倒れてもすぐに起き上がる=ハイピッチな動きが実現します。

ボディを軽くする
ボディ素材が重く、コーティングが厚いほどルアーはダラダラした動きになって魚に見切られ易く、逆にボディ素材が軽く、コーティングが薄ければルアーはキビキビ動くので魚に見切られにくくなります。

例)
同じ170cmの人間が「桐」の場合は45kg、「プラスチック(ABS)」の場合は155kg、同じ体型でも素材が違うだけで110kgも差が出る。ウッドルアーがプラルアーよりも釣れると言われるのはこの比重の違いによる「ピッチの速さ・滑らかさ」にあります。

ロールボーイは桐でボディを制作し、さらにプラスチックルアーの設計を生かし、内部を最低限の強度を確保しつつ空洞化。もちろん桐よりも軽いのは空気。ウッドルアーのさらにワンランク上、「ウッド+空洞」これが物理的に最高峰に軽い、ABSルアーや内部が詰まったウッドルアーには出せない超ハイピッチアクションを生み出す根幹になります。
コーティングに関しても、目玉のステッカーの段差に触れていただくと、その薄さが分かると思います。
四角い形状
ロールボーイは決して魚っぽくはない四角柱の形状、これには物理的な理由があります。それは「空気の量と光の反射力」です。
円柱状のルアーよりも空気が内部に沢山入っているので同じ長さでも浮力が高く、重いウェイトや重いフックを積むことができる。
また、円柱状のルアーが放射状に光を反射するのに対し、四角柱の形状は面で光を力強く反射させる事で、深場にいる魚や、他のアングラーの円柱状ルアーよりも「先に」捕食者に気づかれ易くなります。

最後に
ロールボーイは私たちが長年ルアーの研究開発をしてきた技術、知識を集約させ、ルアーに必要なアピール力と見切られにくさの双方を物理的に最大限に高めた性能を持っています。
そんなロールボーイにも短所はあり、軽いので飛距離が出しづらく、また、中抜き+薄いコーティングなのでボディ強度も弱めです。ですが、中・近距離戦では敵なし。
その場にいる魚を食わせる力には、絶対の自信があります。
「最小限の強度=最大限のアクション」
それがロールボーイです。
